「魚は雨を知らない」

今週は台風が来るらしい

先日、テントや機材を撤収するために無人島へ行ったとき
はじめて野生のイルカをみた

人の目を気にせず気の向くまま自由に泳ぐその姿は
内地で見た水族館のそれとは何かが違ってみえた

帰りの船で時折ぱらぱらとお天気雨に降られながら

甲板で横になって海を眺めていた

遠くの空にぼんやりと佇む積乱雲の群れ

沈みかけた陽を受けてスパンコールのような煌きを放つ海面

トビウオと海鳥が波間を滑るように飛んでいるのをみて羨ましく思った

いやはや、物語の内側からしか見えない景色があるんですね

「無人島生活1週目」

朝6時前に目を覚まし
船に乗って媒島まで

15時ごろまでがっつり肉体労働した後は聟島に戻って
釣りをしたり
海に潜ったり
山に登って夕日を眺めたり

夜になったら
浜辺でキャンドルの灯りを頼りに星の写真を撮る

何もかもが無く
何もかもが在る
そんな無人島生活

一生かかっても写真に映りきらないし
何を以てしてもその素晴らしさを伝えきることはできませぬ

「盆踊りでした」

さわらさわさわ
おがさわら

さわらさわさわ
おがさわら

太鼓の音と屋台の熱気


浴衣美人は
あまりいませんでした

「ジョンビーチまで」

今日は島の中心街から10kmちょい離れたジョンビーチまで

まずはチャリで小港海岸まで

そこから中山峠を登る

ジュラシックパークか

一旦ブタ海岸に出る

この時点で人っ子ひとりいない

さらに高山を登る

ここで一服

もうすぐジョンビーチ
野ヤギがお出迎え

着いた！

蟹

まっさらな砂浜で昼飯食って帰路

ブタ海岸の砂浜はサクサクしていて気持ちがいい

島では歩いた分だけ素晴らしい景色に出会える

2L持っていった水も途中で空になり

息を切らしながらなんとか帰宅

クールダウンのためウェザーまで

今日は多くの人がいた

とにかく疲れた

もう、女の子に連れてってとせがまれでもしない限り

来年まで行くことはないだろう

さて明日は仕事初め！

おやすみ

「休息日」

昼にカレー食ったら

海でカレイ見つけた

夕方、境浦の沈没船のところまでダイビング

波の狭間に差し込む夕日が幻想的だった

日が沈んで、みんなでビール片手に島の音楽祭へ

予想以上の盛り上がり

来年は出場します

今日の浜での昼寝は最高でした

「青と光」

照りつける太陽が

あらゆる色を鮮明に映し出す

空の青も好きだけど

島では断然、海の青

扇浦で出会った名前も知らないお姉さんたち

煙草のお礼に一枚

ギルバート諸島出身の先住民コペペが利用したことが由来のコペペ海岸

やけに人懐っこいハナグロチョウチョウウオと一緒に波に揺れる

帰り道での境浦
青のグラデーションに浮かびあがる珊瑚礁と沈没船のシルエット

「今日の夕日は格別だね」

みんなそう言うけど
個人的には昨日の方が好きかな


さて、明日はどこまで行こうかね

「雨と虹と夕日」

今日は歩いて境浦へ

持ち物はカメラとサンドウィッチとカミュの「異邦人」

途中、雨に降られて雨宿り

境浦に着くと

そこは人っ子ひとりいない貸切ビーチ

雨上がりの空にほんのり虹がかかっていた

ウェザーステーションから見た夕日

明日晴れたらまた登ろう

「宮之浜から釣浜へ」

朝7時に起きて

体操したり、本読んだりして

10時に島の探索に出かけて

海潜ったり、山登ったりして

15時ごろ寮に戻ってきて

焼きそば食ったり、シャワー浴びたりして

写真の確認の途中で昼寝して

夕日が沈む頃に目を覚まして

写真の確認の続きやって寝る

とりあえずそんな生活

 　今日の前浜

　宮之浜

　いろんな魚と泳いだ

 　オカヤドカリ

　シチヘンゲ

　釣浜

　キレイな石拾った

　メジロ

浜によって音が違うってのが今日の発見

「夕燃え」

まさかこんなに

夕焼けに感動するとは思わなかった

「三日月山頂上まで」

今日は正午から生憎の曇天

山のなかは時折日が差す程度で

風が気持よく、とても静か

遠くで波の打ち寄せる音が聞こえる

景色が開けて海が見えるたびに
その壮大さに口元が緩んだ

晴れた日にまた登ろう

「父の古い知人と」

「親父にそっくり！」

会う人会う人に言われるので
少し照れ臭い

30年前の昔話を酒の肴に
和田爺の家で採れた早摘みレモンの水割りを飲む

島の人はとてもシンプルだ
昔はああだったこうだったとか
今年の野菜はいまいちだとか


今日は少し飲み過ぎた

島の夜はとても静か


明日目覚めたら、知らない天井

「上陸！」

畜生！！

シャッターを切るのはやめだ！

本を読むのもやめだ！

海でひと泳ぎしてこよう

島生活の始まりだ

「船のうえ 朝」

青い海

カツオドリがお出迎え